上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0綺麗にたたんだ最終巻
2020年8月11日に日本でレビュー済み
連載当初はかなりのセンセーションを巻き起こしたこの漫画でしたが、
続いていくにつれて「ネタ切れ」「マンネリ」「ハンチョウの方が面白い」「まさやん話はもういい」
そんな言葉も聞かれるようになっていました。
実際、『サラリーマンあるある』『中間管理職の悲哀』だけで数十巻も続けていくのは難しいでしょうから、この辺りが潮時だったのだと思います。
そんな最終巻ですが、ある意味連載当初からの懸念であった
『カイジとの対決に敗れ失脚する利根川』
という、作中で確定した未来をどう描くか(または描かないのか)
…という要素と向き合い、恐らくは多くの読者が納得する形に収めてくれています。
その他、
・まさやんとの別れ
・利根川チームメンバーのその後
辺りも描写してくれているので、話の結びとしては申し分ないと思います。
中だるみはあったのかもしれませんが、「終わりよければ…」ということで、読後感はさわやかです。
連載お疲れ様でした。