最近のApple製品、特にiphoneにはがっかりさせられっぱなしだ。
特にiphoneXは酷かった。
散々期待を煽って14万もする超高額の端末の割にツッコミどころが満載で、初めてiphoneを手にしたとき感じた感動のかけらもなかった。
iphoneXにしても周囲からは画面がすごく綺麗だと言われたが、14万出した身としてはとてもじゃないがコストに見合うものではなかった。
その評価は今でも変わらないし、どんどんデザインが酷くなるiphoneを見て、なんじゃこりゃと思う日々だが、それでもこのipadproは感動を覚える。
まず、圧倒的に画面が綺麗、画素数とか輝度とかそういうカタログ的なことはどうでもよい、カタログ値がどんなによくても感じが良くなければ意味がない。
大きさが違うというのはあるのだろうが、それにしても綺麗。同じ写真を表示しても、同じ写真とは思えないほど綺麗。
バッテリーの持ちが良い、これはいずれ劣化していく物だろうが、とりあえず公称10時間というのが信じられないくらい持ちが良い。
Applepencilの性能が思った以上。
マウスを使ってお絵かきをしていた頃、自分の名前を書くだけでも相当苦労したものだが、プロのイラストレーターが使うような特殊な機器を使わずに、本体とスタイラスペンのみで普通に書いたり消したり出来る。
ノートとして使うには、11インチでは少し狭いかも知れないが、遅延がほとんどないし、書き味という意味では普通のノートとほとんど変わらない。
もちろん、普通のノートの方が優れている部分はあるので、これがあれば紙媒体はいらないとは言えないが、かなりのレベルで肩を並べている。
例えば、消しゴムを使うのがめんどい作業をしているとき、一つ前の状態に戻りたいときなどはipadはとても重宝する。
一方で、長時間読み書きするとなるとやはり慣れている紙媒体に軍配が上がるが、それにしても思った以上。
ちなみに11インチはB5のノート(ごく普通のノート)とほとんど同じ大きさと思って貰って問題ない。
外寸がB5とほぼ同じ、なので、ノートとしての表示領域はそこからベゼルで狭まり、さらにアプリの制限領域で狭まり、またどんなに書き味は紙のノートと変わらないといっても同じ情報量を書き込むのはちょっと厳しいかなと感じるため、ノートとして使うのならば一枚当たりに書き込める情報量は紙のB5と比べて半分程度と思った方がいいかも。
イラストなら話は別だろうが。
総じて何をするにも反応速度が非常に速く、PCはもういらないという主旨のキャッチコピーは決して言い過ぎとは思わない。
PCでないと出来ないことPCに軍配が上がることはまだまだあるが、かなりその差を詰められた感じがある。
macbookairなどは役目を終えたのではないか。
Appleに失望していた自分が10年ぶりに感動を覚えた。
pencilと合わせて最低構成でも10万はするが、その価値は12分にあると思う。
私は11インチの寸法を予め調べ、ほとんどB5のノートと同じサイズであることを確認して購入したので、あまりサイズに関して大きいとも小さいとも思わないが、本格的にイラストを描く人でなければ、例え外使いを想定していても11インチで十分だと感じる。
もう少し大きいと助かると思うこともあるが、重さ的にもこれ以上はという重さだし、かさばり具合もこれ以上だと固定位置が必要になってくるように感じる。
普通に使う分には例えPC的な使い方を想定していたとしても11インチで十分だと思う。
もちろんこの辺は用途によって13インチを必要としている人もいるだろうから、「この用途」と決めているなら13インチでもいいと思うが、ある程度持ち運びを考えていてどちらがというこだわりがないなら11インチだと思う。
いくら軽いと言ってもmini第五世代と比べるとやはり重いしでかい。10分も持っていれば手首が相当くたびれる。
ストレージは増やせないので256はあった方がいいかと思うが、動画やらを大量に持ち歩くのでなければ128でも十分かも知れない。
カメラも超オーバースペックと言って過言ではないと思う。これで納得が行かない人はキチンとしたカメラを買うしかないだろう。
スタイラスペンを使用するとフィルムがかなりの勢いで傷付くので、フィルムは必須かと思う。
初代ipadから最近のiphone、ipod、Applewatchなどいろいろ「スタイリッシュな」製品をAppleはここのところ出してきたが、カタログを見て欲しいと思わせ、実際買わせ、買って正解だったと思わせる商品は本当に久しぶりではないかと思う。